お金の管理や手続きのこと
権利擁護センター(あんしんさぽーと事業)とは
認知症や知的障がい・精神障がいなどにより判断能力が不十分な方が地域で自立した生活が送れるように援助し、権利擁護に資することを目的とするものです。具体的には、ご本人との契約に基づいて福祉サービスなどの利用援助や日常的な金銭管理サービス、書類等の預かりサービスといった生活支援を行うものです。
具体的な支援内容について
福祉サービス等利用援助
福祉サービスを安心してご利用いただけるよう情報の提供や相談に応じ、福祉サービスの利用手続きをお手伝いします。
- 医療機関、施設への入院や入所は除きます。
金銭管理サービス
預貯金の出し入れ、家賃や公共料金、福祉サービス利用料や医療費などの支払い、その他金銭を要する手続きを代行し、日常の金銭管理をお手伝いします。
預かりサービス
通帳・証書類をお預かりし、紛失や盗難を防止します。
- 1,000万円を超える通帳(日常金銭管理用通帳を含む)・証書類、宝石、貴金属、書画、骨董品などは預かれません。
利用できる方
認知症・知的障がい・精神障がいなどにより判断能力に不安のある方で次のすべてにに当てはまる方
- 大阪市内(西成区)に在住の方
- 契約内容が理解できる方
- あんしんさぽーと事業を利用する意思がある方
- 判断能力に問題のない身体障がい者の方や浪費、お金の管理が苦手な方は利用できません。
サービス利用料
サービス利用料 | 金銭管理サービス | 預かりサービス |
---|---|---|
市民税納税者 | 1回900円 | 年間3,000円 (月250円) |
市民税非課税者 | 1回600円 | |
生活保護受給者 | 無料 | 無料 |
利用のしかた
①相談の受付
ご本人があんしんさぽーと事業対象者であるか、サービス利用を希望されているか、サービス利用開始までに解決の支援が必要な課題がないか等について確認を行います。
②事業説明
サービス内容などの詳しい事業説明を行います。
③利用の申込
ご本人が利用するサービス内容を具体的に理解し、利用を希望する意思を確確認し「福祉サービス利用等援助申込書」を提出していただきます。
④支援計画の作成
金銭管理サービスや預かりサービスなどの支援内容についてご相談のうえ「支援計画書」を作成します。
⑤委任契約の締結・サービスの開始
契約内容と支援計画について説明し、再度ご本人の意思を確認のうえ契約を締結し、サービスを開始します。
- ご本人の契約能力や判断能力の確認が必要な場合は「契約締結審査会」で契約可否等を審査します。